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【関連記事】電通総研「気候不安に関する意識調査」(2023年)


今回は、電通総研が行った「気候不安」に関する意識調査について、パカンヌが印象深かった点について紹介します。

この調査は、①2021年5~6月に世界10カ国(オーストラリア、ブラジル、フィンランド、フランス、インド、ナイジェリア、フィリピン、ポルトガル、イギリス、アメリカ)16~25歳の男女10,000人(各国1,000人)、②2022年10月に日本の16~65歳の男女5,000人に対してインターネットで行われました。※以下のグラフは、すべて上記ホームページから引用してます。

日本人は不安に感じているものの…

上の「図2」の調査結果でパカンヌが特に興味深かった点。それは、日本人では、気候変動に「不安」を感じている人が全体の7割超もいる一方、気候変動に対して責任(「罪悪感」「恥ずかしさ」)や「怒り」を感じている人は、他国より圧倒的に少ないことです。

確かに、こうして日々気候不安を感じてるパカンヌも、一個人としては、そこまで責任を感じてないかも。でも、広く人類の一員としては、地球環境を人間に都合がよいようにつくり変えてきたことについて、他の生物に対して罪悪感を感じてます💦

私ってば罪な女…

もしかしたら、他国の人たちの多くが感じている責任も、パカンヌと同じようなものかもしれませんね(…違う?)。

同様に、怒りも感じません。人類のご先祖の皆様は、基本的に、よりよい暮らしを求めて一生懸命に生きてきただけだろうし、自分が今より前の時代に生まれていたとしても、ご先祖様方とさして違わない行動を取ったと思うから。

でも、この「怒り」を感じる人の割合がが他国に比べて低い、というのは、ただ単に日本人の国民性(?)が反映されただけな気もします。あ、それを言うなら「不安」を感じやすいのも国民性かもしれない(笑)。

それにしても、気候変動に不安を感じている人が日本人では7割超、他10カ国でも6割以上いる、ということは、「気候不安」を抱えている人は世界中に大勢いそうです。このブログを通じて多くの仲間と巡り合えますように。

逆に、3~4割弱の人は不安を感じてない、という事実もまた、パカンヌとしては心強く感じました。自分が気候不安にさいなまれてつらい時、平常心で生きてる人を見るととてもほっとするからです。

身近な例で言うとパパ夫とかね♪パパ夫のエピソードについてはこちら

日本人は6割弱が気候変動について話す

次に面白かったのが、上の「図4」。「気候変動について話そうとしたとき、相手に無視または拒絶されたことがある」人と「ない」人、「他の人と気候変動について話さない」人の割合です。

日本は、他の国と比べると、「他の人と気候変動について話さない」人の割合が4割強と一番多いのですが、それでも「気候変動について話す」人も6割弱います。しかも、「相手に無視または拒絶されたことがある」人の割合は圧倒的に少ない!気候変動について誰かに話したくなったら受け入れてもらえる確率が高い、というのは、何だかうれしいです♡

日本人の危機感 度合は?

最後は、「気候変動によって考えさせられたこと」について。どの項目も、日本人は他国の平均より割合が低いですが、それでも過半数の人が、「将来が恐ろしい」と感じてます。

世界10カ国平均では、8割前後の人が気候変動のもたらす未来におびえ、「人間は地球に配慮するのに失敗した」と考えているのですね…💦 何だか暗い気持ちにさせられます。こちらは調査対象が16~25歳の若年層なので、気候変動に対して、これまで上の世代が取ってきた対応が不十分だったと感じている若者が多い、ということなのかもしれません。地域差もあると思います。

気候変動の脅威を実感し、「どんどん悪くなる未来」を予想する人の割合が高いということは、でも、それだけ地球規模で危機感が高まっているということ。その危機感が問題解決の原動力になると期待するパカンヌです。

さいごに

こうして調査結果を見ると、気候変動によって、世界中で多くの人たちが不安を感じているというのが分かります。参照元の「考察とまとめ」にもあるように、気候不安は「精神疾患ではなく、合理的で実際的な不安」。しかも、気候変動のメカニズムはとても複雑で影響も深刻なので、問題の大きさに圧倒されてしまう人が多いのだと思います。

それだけに、この不安に対処するためには、国レベルや世界レベルでの実効性のある政策が必要なのかなと思いました。

とっても月並みなまとめになっちゃいました💛

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